2025年6月27日(金)、世界最大級の国際ミスコンである「ミス・ワールド・ジャパン」の沖縄代表選考会が開催されます。

世界最大級の国際ミスコンである「ミス・ワールド」のテーマは「Beauty With a Purpose(目的のある美)」。ただ美しいだけではなく、社会への貢献性や内面的な美しさも問われる、「本質の美」を追求する場です。世界130以上の国と地域が参加する、世界最大規模のミスコンテストとして知られています。日本各地から集まった挑戦者たちが、「ミス・ワールド」という大きな舞台に向けて歩み始めています。

2025年の沖縄大会は、戦後80年という節目の年にあたり、「美と祈りの調べ」をテーマに掲げています。沖縄の文化と精神性を大切にしたステージは、音楽や武道、舞いなどが融合する「祈り」のパフォーマンスとなる予定です。

 

沖縄代表を目指す、志ある3名のファイナリストたち

2025年のミス・ワールド・ジャパン沖縄大会では、予選の審査を通過した3名が「目的のある美」を体現する存在として選出されました。それぞれが異なる想いと背景を持ち、自身の経験を通じて、未来への一歩を踏み出しています。

 

上原七依(うえはら のい)|挑戦を通じて自分を変えた、美しき意思の体現者
沖縄市出身。かつては自分に自信が持てず、苦しんだ時期がありましたが、友人の挑戦に勇気をもらい、自らも変化の一歩を踏み出しました。現在は「やりきる覚悟」を胸に、自分らしい美しさを追求しながら前進を続けています。また、米軍基地内のファストフード店での勤務を通して実践的な英語コミュニケーション力を磨き、多文化な環境でも自然に対応できる柔軟性と語学力は、大きな強みとなっています。
儀間蘭月(ぎま かづき)|芸能で世界と社会に希望を届ける若き表現者
宜野湾市出身。ダンス・演技のトレーニングに日々励んでいる。舞台やパフォーマンスの経験を通じて、観客の心を動かす表現力を磨き続けてきた。ミス・ワールドの理念に共感し、社会貢献への意志を持って挑戦。ステージで培ってきた一体感を生む力と、感情を繊細に届ける表現力を武器に、多くの人に希望と勇気を届けられるよう、日々成長を重ねている。
又吉華帆(またよし かほ)|沖縄の美しさと命の尊さを伝える旅人
南城市出身。日々の生活に変化と気づきを求め、「何かを変えたい」という思いからミス・ワールドへの挑戦を決意。自分自身を見つめ直し、外見・内面ともに磨くことに励んでいる。もう一つ、この挑戦には「沖縄への想い」が込められています。幼少期から親しんできた琉球舞踊を通して、沖縄の自然や伝統文化、人の温かさに触れてきました。“命どぅ宝”の精神を胸に、自らの言葉と表現でその魅力を世界に発信できる存在を目指しています。

 

一流演者が結集、戦後80年を祈る沖縄文化と美の共演

戦後80年を迎える節目の沖縄大会では、地域文化を体現する著名な演者たちが舞台を彩ります。祈りと平和、そして美のメッセージを五感で感じられる特別なステージです。

特別審査員:由美かおる 氏
女優・舞踊家・歌手として長きにわたり第一線で活躍。時代を超えて支持される魅力と、東洋的美しさ・健康美の体現者としても注目されており、今回の沖縄大会でもその独自の感性と審美眼を発揮されます。

 

タレント部門プロデューサー:木村友香 氏
ミス・ワールド・ジャパンタレント部門・音楽部の演出責任者です。教育現場や舞台制作を通じて、音楽と人の成長をつなぐ活動を展開。今回の沖縄大会では、特別な「祈り」を自身の歌と音で美しく表現した世界を創出します。
琉球民謡演奏:池原輝飛 氏(三線・唄)・亀谷都美子 氏(伴奏)
琉球民謡協会に所属する演奏家。池原氏の芯のある歌声と三線、亀谷氏の確かな伴奏が重なり、伝統と祈りを融合させた美しい世界観を披露します。

 

武道演武:久高正光 氏(世界硬式空手道連盟)
空手家として国内外での実績を持ち、精神性を重視した形と呼吸で空手本来の「祈り」を表現。沖縄の伝統武道が持つ深い意味を舞台に体現します。
琉球古典演奏:照喜名朝國 氏(安冨祖流三線)
安冨祖流歌三線の正統を受け継ぐ演奏家。繊細で力強い歌声には、聴く人の心を揺さぶる精神性と技術が宿る。深く継承された伝統のなかにも独自の感性で現代に古典音楽を響かせる表現力は、沖縄の芸能界でも注目を集めている。今回は、平和への祈りを込めた歌を会場に届けます。

イベント詳細

  • 【名称】ミス・ワールド・ジャパン2025 沖縄代表選考会
  • 【日時】2025年6月27日(金)
    • 15:30 開場
    • 16:00 開演
    • 17:30 演奏予定
  • 【会場】ほしぞら公民館ホール(さいおんスクエア3階)
    • 沖縄県那覇市安里2-1-1
    • ゆいレール牧志駅より直結
  • 【入場】一般公開(招待券・事前申込制)

 

美は社会を変える――戦後80年の沖縄から未来へ、美と平和をつなぐ挑戦

戦後80年という大きな節目を迎える今、私たちは過去と向き合い、未来への希望を問い直す時を迎えています。
この舞台に立つ若き才能たちは、それぞれの想いと祈りを胸に、「美しさ」を通して平和と可能性を世界に発信しようとしています。

美しさは、単なる外見ではなく、心を震わせ、社会を動かす力になる――。
この日、この場所で、時代を超えて紡がれる“本質の美”と、その先に広がる希望の光を、ぜひ感じてください。