世界三大ミスコンテストの一つ「ミス・ワールド」。その第72回世界大会が、2025年5月、インド・ハイデラバードで開催されています。日本代表として出場しているのは、「冨田キアナ」さん。
本記事では、大会の概要や結果速報ではなく、冨田キアナさんの現地での動き・体験・想いを、時系列で密着レポートとしてまとめました。世界大会の裏側や現地文化に触れるリアルな視点を、ぜひご一読ください。
2025年5月6日~31日|冨田キアナ 世界大会記録カレンダー
5月6日(火)
- 日本出発。世界最大のビューティーページェントへ旅立つ。



出発!!
5月7日(水)
- 【ハイデラバード到着】インドの伝統と温かいホスピタリティで歓迎。



ハイデラバード到着
既にインドの伝統と温かいホスピタリティを受けての到着しました。
5月10日(金)
- 【オープニングセレモニー】約110カ国の代表が民族衣装で一堂に。圧巻の文化ショー。



インタビュー。各国からのメディア取材。地元新聞にも大きく取り上げられました。
5月12日(日)
- 【メディアインタビュー】現地新聞でも大きく掲載され、注目を集める。



ブッダ・プルニマ(ブッダプルニマはヴェーサクとも呼ばれ、ヒンドゥー教の毘沙門月の満月の日にゴータマ仏陀の誕生、悟り、死を祝う最も重要な仏教のお祭り、日本ではウエサク祭、ウェーサーカ祭とも呼ばれています。日の前夜、クリシュナ川の北岸に開発された279エーカーに及ぶ有名な仏教テーマパーク、ブッダヴァナムを訪れました。
5月13日(月)
- 【ブッダヴァナム訪問】仏教遺跡を巡り、歴史と宗教文化を体感。


- 【ヘリテージ・ウォーク】伝統的な市場や街並みにレッドカーペットが敷かれる特別イベント。


- 【ウェルカムディナー】歴史的な王宮にて、各国大使や州政府要人と晩餐。



ヘリテージ・ウォーク! ハイデラバードの歴史的な通りにレッドカーペットが敷かれ、壮麗かつ伝統的なお出迎え。現地の方々の笑顔、伝統的な腕輪、きらめく真珠、精巧なザルドシ刺繍で有名なラード・バザールの活気ある路地。素晴らしいインドの伝統文化を肌で感じました。
5月15日(水)
- 【Pillalamarri公園】樹齢800年のガジュマルの木と出会い、自然と共鳴。



Pillalamarriパークへ
インテリア植物としてもお馴染みのガジュマルの木。
Pillalamarri(子供のガジュマル)またはPeerlamarri(聖人のガジュマル)は、インドのテランガーナ州マハブブナガルにある樹齢800年以上のガジュマルの木。
この木は西暦1200年から存在していたことが知られています。
歴史、伝統文化、そしてどこに行っても行われるこの温かく素晴らしいおもてなし。Incredible Indiaです!
5月17日(金)
- 【スポーツチャレンジ】4チームで争われた予選を通過。トレーニングの成果を発揮。


- 【ラモジ・フィルム・シティ】世界最大の映画スタジオで文化交流。夜はテーマパークでディナー。





スポーツ部門 冨田キアナ 予選通過しました。
約110カ国の選手と競われるスポーツ審査部門では4チームに分かれそれぞれのチームから8名ずつ予選通過者が決定します。
ミス・ワールド日本代表としてこの1年、そして冨田キアナは現地でもホテルのジムに通い、諦めず続けてきました。
ドラマ『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』で主演を務める女優プリヤンカー・チョープラー、ミス・ワールド世界大会で優勝を果たした絶世の美女と言われ、インド版アカデミー賞のナショナル・フィルム・アワードで主演女優賞に輝いた映画女優でもあります。そんなハリウッド女優を生み出すインド、実は映画大国でもあります。
2,000エーカーを超えるこのギネス世界記録に認定された世界最大の映画スタジオ複合施設であるラモジ・フィルム・シティ(Ramoji Film City @ramojifilmcity)。
インド文化の新たな一面。
そして夜の壮大なテーマパークでのDinner
5月19日(日)
- 【タレントチャレンジ決勝】電子リコーダーフルート音を披露した。優勝はピアノ演奏のインドネシア代表。



到着後、早い段階で行われたタレント審査予選(歌、楽器、ダンスの中から特技披露)、その中から勝ち残ったコンテスタントが決勝に進みます。フィギュアスケーターや歌手、ダンサー等多才。優勝はピアノのインドネシアでした。
5月20日(月)
- 【テランガナ警察視察】最先端の治安管理センターで女性の安全への取り組みを学ぶ。
- 【州政府ディナー】政府庁舎での晩餐。ドローンアートも披露される。



ハイデラバードにあるテランガナ警察統合指揮管制センター(TGICCC)@telangana_cops へ。
テクノロジーと取締りの誘導。近代的な取り締まりの “輝く見本 “として、世界中からますます多くの訪問者を惹きつけています。実際、テランガナ州は女性の一人旅でも安全な場所と言われています。何より今回のミス・ワールドの旅を全て警護下さっています。
そして夜はテランガナ州事務局(Telangana Secretariat)、正式名称Dr. B. R. Ambedkar Telangana State Secretariat)は、ハイデラバードに位置するインドのテランガナ州政府職員の行政機関の立派な複合施設でのDinner。
ドローンアートも素晴らしい!
5月21~22日(水~木)
- 【Head to Head 一次審査】「Who are you」がテーマ。4分間で自己と社会貢献を表現。

Head To Head 審査部門一次ラウンド 2日間に渡り開催(5/21-22) 各国一人ずつ持ち時間4分間のスピーチ。お題は前日に発表。「Who are you」が今年のお題でした。簡単な質問ですが、これをいかに自らを語れるか、そして自らが世界を変えられるリーダーに相応しいかBWAPも含めアピールします。
5月23日(金)
- 【Head to Head 二次審査】冨田キアナ、日本代表として初のTOP20入りを果たす。

Head To Head 審査部門2次ラウンド
予選で勝ち抜いたトップ20のみが次のラウンドに進みます。そして 冨田キアナ 日本代表史上初!HTH トップ20 入賞しました!
ミス・ワールド世界大会の各種審査の中でも本当にレベルの高い審査。各国が其々のBWAPを、自身の経験を、そして自分に何が出来るのか、未来を訴える。
この部門でファイナルに残ったのは日本代表として史上初!
ファイナルは事前に出るお題も無し、その場で出る本番一発勝負のスピーチ。
最終的に20名の中から4名がこの日選ばれ最終日グランドファイナルで勝者が決まります。
期間中マルチメディア審査が同時に進行しています。
日々お題が出されそれに沿った動画や宣材ポスター画像作り等コンテスタント自ら撮影や作成をするので作業に追われ寝る時間も無い事も多々あります。これらは全てミス・ワールドアプリ、ミス・ワールドFBに掲載されます。
5月24日(土)
- 【トップモデル部門/デザイナーズアワード】華やかなランウェイが公式YouTubeでライブ配信。

トップモデル及びワールドデザイナーズアワード部門 全コンテスタントが出場する華やかなモデル審査部門です。5/24(土)日本時間23:00よりミス・ワールドイギリス機構OfficialYouTubeにてLIVE配信しました!
5月25日(日)
- 【チャリティー・ガラディナー】子供たちへの寄付と支援のためのファンドレイズイベント。

charityガーラディナー
毎年charityギフトを持参、子供たちへのcharity book等も提供。charityガーラディナーではファンドレイズが行われたりBWAPの為のパーティーです。
5月31日(土)
- 【グランドファイナル】ダンス・オブ・ザ・ワールド、審査発表、そして戴冠式。

ダンス・オブ・ザ・ワールド、各審査部門の発表から全コンテスタントによるダンスパフォーマンス等最も華やかなステージ。この日遂に第72代ミス・ワールドが誕生します。
注目ポイントで振り返る大会の舞台裏
世界のミスも実践する「ヨガ」で心身をリセット











スポーツチャレンジの合間、緊張と競技の疲労がピークに達するタイミングで、
ミスたちが集まり行っていたのが「ヨガセッション」でした。
各国の代表がヨガマットを広げ、呼吸法とストレッチでリフレッシュ。
日頃から心と体のバランスを重視する彼女たちは、ヨガを通じて集中力を高め、精神を整えているのです。
ミス・ワールドが求めるのは、単なる美しさではありません。
自分自身と向き合い、整え、そして他者を尊重できる在り方が求められます。
ヨガは、国籍・文化を超えて共有できる“世界の共通言語”。
そんな瞬間が、インドの地で静かに交わされていました。
冨田キアナさんが残した日本代表としての記録
5月23日、マルチメディア審査の一環で冨田キアナさん自身が作成したものです。このお題が出たのも夜、寝ずに作成。翌日、朝7:00リハからスタート!
日本代表は、ドレス着てキラキラしてるだけでは無いのです。「明日のトップモデルのお洒落なポスターを作る」これを急遽こなすスキルも必要なのです。日本代表、だけでなく、世界のミスが様々なスキル、才能、根性で表には出ない寝ずの努力をしています。
是非、日本代表冨田キアナさんが作成したこの素晴らしいポスターを見て下さい。

まとめ|挑戦する美しさと、その先の感動
日本代表として世界へ挑む冨田キアナさんの姿は、私たちに“美しさ”の本質とは何かを問いかけてくれます。
ミス・ワールドの舞台は、単なる外見の競争ではありません。知性、文化、社会貢献、そして人としての在り方が問われる、まさに「Beauty With a Purpose」。
その最前線を、この記事を通じて少しでも感じていただけたなら幸いです。